小出と曽根田

ここまでのヴァンフォーレを支えている2人について綴ってみようと思う。

小出選手と曽根田選手は生え抜き入団３年目の同期入団であり、今シーズンのヴァンフォーレ甲府には欠かせない選手である。

まず小出選手に関してだが、プロ3年目にしてチームキャプテンに抜擢され、ディフェンスラインの扇の要を担っている。

長きに渡り、チームキャプテンを務めてきた山本選手から継承されたキャプテンなので、重責だと思うし、小出選手より年上の選手が多い中でここまでよく務めてきたと私は思う。

小出選手はルーキーイヤーのシーズン後半から右ウィングバックに入り、存在感を見せた。2年目には本職のセンターバックのレギュラーを掴み、ホーム大分戦では、相手のパスをカットして、そのまま敵陣までオーバーラップを見せ見事、プロ初ゴールを飾っっている。私はそのシーンが今でも心に残っている。

キャプテンとしてチームの鼓舞や安定したゲームマネジメントなど課題はあると思うが小出流のキャプテンシーを見せてくれると期待している。

次に曽根田選手に関してだが、2年目である昨シーズン、怪我人が多い時期にチャンスを掴み、鋭いドリブルを武器に活躍を見せた。

しかし昨年の活躍だけでは、今シーズンのポジションが確約された訳では無く、キャンプ中には出場機会を広げる為に、ウィングバックにも挑戦していた。しかしフォワード陣に不調な選手が出た為、チャンスを掴み右シャドーのポジションを獲得した。
今シーズンの得点を語る上で曽根田選手抜きでは語れない。センターフォワードのウタカ選手、左シャドーのドゥドゥ選手との相性は抜群で攻撃の良いアクセントになってる。
ただの良い繋ぎ役では終わらないのが曽根田選手で、相手のディフェンス意識がウタカ、ドゥドゥ両選手にあると思えばフリーなスペースを見つけ、そこに走り込んでシュートを放つセンスを持ち合わせている。
昨シーズンまで在籍していた小塚選手が大分へ移籍してしまった時は戦力減は否めないと思っていたが、今シーズンの曽根田選手の活躍は小塚選手に代わる活躍を見せていると思う。

今シーズン残された試合を連勝する為には、この2人が原動力となって連勝すると私は思う。更にはその先のヴァンフォーレ甲府の歴史に名を残すような選手になってもらいたいと私は大きな期待を寄せている。